領域展開について|VR技術の体験を言語化、進化するアダルトVRの世界

領域展開をしてみたいという、話がしたいです。
領域展開という言葉を聞いて、何の言葉かわからない人も多いかと思います。
ピンと来るのは最近流行りの呪術廻戦の技ですね!
詳しくは、”術式を付与した生得領域を呪力で周囲に構築する技”です。
なんのことかわからないですが、相手と自分がいる場所を自分の世界にする技。
領域展開すると、自分の持つ術式は必中になり自分の能力が上がる。
自分の世界ですから、自分が優位になるわけですね。
呪術廻戦は簡易領域とかシン陰流とか反転術式とか黒閃とか、じっくり考察しないとわからない作者独自の設定があり、議論でも楽しめるものです。
ですが、AV業界においての領域展開はこれではありません!
では、何か。
呪術廻戦のパロディ、痴術廻戦の領域展開?
それは超逝展開です!
今回は、それではなく。VRの世界の話になります。
アダルトコンテンツとVR技術

VR(バーチャルリアリティ:Virtual Reality)はアダルトコンテンツにおいてかなりのポテンシャルがあります。
馴染みがない人がまだまだ多いのですが、アダルトVR(VRAV)ほどすごいものはない。
自分は普段、2Dのアダルト動画の記事を書いていますが、元アダルトVRのガチ勢です。
なぜ元なのか。単純にVR実機が今手元にないだけなんです。
VR元年と呼ばれた2017年。
自分はPSVRを所持していて、すでにアダルトVRのユーザーでした。
そこから2019年まではAVとしてアダルトVRしかほとんど見ておらず、DMMだけでも購入作品は120本以上あります。
アダルトVRがあったら2Dアダルト動画は見ないかと聞かれれば、正直、Yesに近いです。
おそらくそういうユーザーがアダルトVRの売り上げを支えてる。
アダルトVRの何が良いのか。
これを語り出すと止まらない。
まず、そもそもVR技術の凄さ。
VRはヘッドセットをつけることで、仮想現実の世界を楽しむことができます。
仮想現実とは言葉通り、「仮想」の「現実」。仮想ではあるが現実を感じるものです。
視覚はほぼ360°現実と遮断され、音声も奥行きが出ることでほぼ聴覚もほぼ360°現実と遮断されます。
(音声は設定の問題ですが、隣で大声で話してくれたら気付きますけど。)
視覚と聴覚が360°遮断され、映像や音で演出されるとどうなるか。
もうそこには現実とは別の世界(仮想現実)があり、あらゆる物質の「気配」があるのです。
「気配」があり、それに気を取られる。
気を取られることで、仮想に没入できるのです。
没入感という言葉で言うと、それはテレビ画面を見るのとは比較にならないものです。
そんなに凄いのに、いまいちVRが流行りきらない要因として、感覚的な説明ができないこととコストの問題があると思います。
(アダルトに関しては、家庭内環境やスペース、行為中の自分の絵面を想像した時の羞恥心、1オナニーにかける労力も問題)
VRをやったことがあるという人の大半が、アトラクションとかアミューズメント施設での体験だと思います。
その範疇からライフスタイルに結びついていない。
スマホに簡易的に設置してアプリで視聴する方法もありますが、VR実機と比べるとオススメしません。
ただ、ちょっとやってみたいにしてはVR実機購入はまだまだハードルが高すぎるものです。
ですが、しっかり腰を据えたVR環境がある生活は、確実にさまざまな体験をもたらします。
ゲームとはかなり相性が良く、特にホラーゲームと音ゲーに関しては完全にテレビゲームとは別次元だと思います。
VRのホラーゲームでバイオハザード7のVR版を体験したことがあります。
仮想現実の中では、「気配」を感じます。
例えば、森の茂みがカサカサと鳴り物体の影のようなものが見えると、そこには何かいる「気配」がVRの中でも再現されます。
バイオハザード7は、何年も前に行方不明になった妻からある日手紙が届きます。
手紙の住所を辿ってみると、そこは山奥の人っ気のない廃墟。
そこで妻を探すところから始まります。
もう何か起こりそうなフラグが最初っからギンギンで、廃墟に入りたくないんですよね。
廃墟に入るまでで、怖くて汗だくになります。
バイオハザードファンでもVRはできないという声が上がるほどの怖さ。
単純に、現実に1人で廃墟に行ける人しか、仮想空間でも1人で廃墟に行けないということです。
前じゃなく、後ろだけじゃなく、360°「気配」を感じるものですから、怖さは別次元。
ましてやバイオハザードは特に、怖がらせることを計算して作られたゲーム。
バイオハザードでは、妻である人物に手首を切られたり胸をチェーンソーで斬りつけられます。
もちろん、現実世界ではなんの痛みも感じないのですが、
実際ゲームを終了して現実世界に戻った時、”手首を切られた気がする””胸を斬りつけられた気がする”という、「気配」があるということが名残りになります。
PSVR2でバイオハザードヴィレッジのVR版が開発されていますが、怖くてできるはずがありません。
VRはまさに、”ゲームをやる”ではなく、”ゲームを体験する“という域に達しているのです。
戦闘機に乗って空で戦うゲーム、エースコンバットにもVR版があります。
これも驚きの体験ですが、機体の上昇や降下時に、もちろん実際にあるはずのないG(重力)を体が想像します。
まるで、グラップラー刃牙のシャドーボクシングみたいな話。
刃牙「すっぱァ~い梅干しとすっぱァ~いレモンだ。それを全部君達の口の中に放り込む。君らはそれを噛まなきゃいけない。
口の中は梅干しとレモンでいっぱいだ。」
刃牙「人体の不可思議。君らの口には何も無い。なのに口の中は唾液でいっぱいだ」
アダルトVRと2Dアダルト動画の違い
実は、アダルトの世界でもそうです。
むしろこういう技術はいつの時代も性の探究心、エロによって進むもの。
自分はアダルトVRの元ガチユーザーなのでVRエロ動画の動向は常に気にしています。
ゲームと違って自分の意思で行動を起こすことはできないのですが、アダルトVRは”AVを見る”ではなく”AVを体験する”ことに近いものなのです。
アダルトVRの1番わかりやすい魅力は、個人的にはキスシーンにあると思います。
キスがエロいのです。
2Dアダルト動画(一般的AV/エロ動画)ではキスは何の変哲もない挨拶代わりの演出でしかありません。
簡単に言うと抜きどころではない。
ですがアダルトVRでは、たちまちそれが抜きどころ。(あくまで個人的には)
2Dアダルト動画と何が違うのか。
先ほど述べたように、「気配」があると言うこと。
いくら有機ELの画面と立体音響で4K作品を再生しても、再現できないのが「気配」。
視覚的にセクシー女優が目の前にいて、聴覚的にセクシー女優の声や仕草の音が聞こえる。
それがモニター越しではなく、ヘッドセットで再生される。
つまり、自分が好きなセクシー女優の「気配」が感じられます。
VRの世界は基本的に主観です。
目の前に「気配」があるセクシー女優が、どんどん自分に近づいてキスをする。
もちろん、感触はないです。
ただセクシー女優の「気配」とキスをすること。
衝撃的に、エロいです。
ポッキーゲームでさえエロい。
(しかも、アダルトVRは複数人からキスをされるハーレムモノが多い)

最近、沙月恵奈のTwitterのスペースを聞いていたんですが、毎週1本はVR撮っていたと聞きました。
とにかくいっぱいカメラにキスしてと言われるそうです。(実際撮影現場にはカメラの下あたりに唇のマークがありそこにキスするらしい)
「キスしてたら本当に顔に見えてくる」と言っていました。(これは沙月恵奈の感情移入と演技力のスキルでゾーンに入ってる状態かと)
上記のことから、アダルトVRの作品は需要があり作品がどんどん出ていて、自分へ感情移入してくれた沙月恵奈がとにかくいっぱいキスをしてくる。と、自分は解釈します。
アダルトVRのポテンシャル
そんなアダルトVRにも開拓仕切れていない部分はまだまだあります。
大きな要素として、アダルトVRは基本に受け身です。
受け身。つまり、セクシー女優が動くことしか成立していません。
VR酔いと稼働領域に関係すると思います。
アダルトVRは基本的に主観。カメラが自分の意思とは違う動きをすると、気分が悪くなります。VR酔いです。
(ゲームなら自分の意思でコントローラを操作し、”前に進む”という意思の元”前に進む”ので、比較的VR酔いしにくい。)
ハメ撮りのような撮影だとイレギュラーに視界が揺れ、VR酔いは必至。
なので、正常位のリアルな動作は採用されない印象があります。(定点での正常位はあり)
またアダルトVRの中の世界と、現実の体勢を合わせることを推奨されます。
立ちや四つん這いに近い体勢になる正常位は難易度が高いものです。
主流パターンとして性交時はセクシー女優側が動く騎乗位がメインです。
アダルトVRの世界を単純に”責め”と”受け”に分けると、まだ女性主導で、”受け”しか開拓されていないようなものです。
個人的には女性主導でも十分に楽しめますが、VR酔いを解決する方法がないとセクシー女優を襲うような作品はできないのではないでしょうか。
流石にユーザー側がアクションを起こしそれに対してセクシー女優が反応するような技術はまだまだ先ですよね。
アダルトVRの天井特化
“受け”でも技術は開拓され続けています。
天井特化とデカデカと表記されたVR作品をよく見かけないでしょうか?

天井特化とは、アダルトVRのメインディッシュと言えるセクシー女優が自分にまたがってくる騎乗位を最大限に引き出したものです。
アダルトVR黎明期で色んな撮影でチャレンジし、辿り着いたひとつの答え。
アダルトVR作品はゲームと違い、ほとんどが360°ではなく180°(360°作品もある)。
意識がいかない後方に映像はなく黒画面。
メインディッシュであるはずの騎乗位も下からセクシー女優を見ている角度からさらに自分のすぐ頭の上は、カメラの後方にあたり黒画面なのです。
セクシー女優を見ていればそんなに意識がいかないのですが、どうしても前がかりにになった時にセクシー女優が頭部など一部見切れてしまうことがありました。

そこに登場したのが天井特化。
カメラの角度を天井向きに調整することで生まれた新しい景色。
アダルトVRではそこまで重要視されない自身(男優)の足元の部分をあえて切ることで、騎乗位時に寝転ぶ自身の頭の上に余裕を持たせたのです。
そのことによって生まれたのが、セクシー女優が覆いかぶさってくる密着感と迫ってくるような臨場感。
セクシー女優にとっても演技の幅が広がったのではないでしょうか。
仰向けになっている自分に体を重ねてくるセクシー女優の「気配」。
それはもう、ほぼSEXです。
アダルトVRの地面特化

おそらく天井特化を追うように生まれたのが、地面特化。
地面特化は地面向きにカメラを最大限に向けたことになりますね。
これは騎乗位よりアダルトVRに向かないとされていた、正常位の幅を広げたものです。
アダルトVRはハメ撮りのように撮影してはVR酔いを引き起こしてしまいます。
男優頭部にカメラを固定してブレをなくしたような撮影法になるのでしょうか。
正常位が騎乗位に比べて不向きな要素として、セクシー女優の身体を高く見下ろすような距離感が生まれていたものです。
地面特化はそのカメラの角度をしっかりと女優の体を写し込むような角度にすることで、正にセクシー女優に覆いかぶさるような密着感を生むようなものです。
体位に好みはあると思いますが、正常位ほど女の子が可愛くしっかり見れる体位はありません。
それがVRで再現されたもの。
「気配」あるセクシー女優とのリアリティあるイチャ甘が体験できるわけです。
それはもう、ほぼSEXです。

アダルトVR、領域展開
領域展開の話はどこにいったんだと?
やっと辿り着きました。





男ってのは単純ですよね。エロに対して一直線です。
天井特化×地面特化。
天井特化と地面特化を一つの作品に詰め込んでしまおう。
それが、天井特化×地面特化=領域展開です。
元々3Pやハーレムモノが多いVRにおいて、とてもシンプルな道筋。
2人の女の子に天井特化や地面特化の状態で挟まれるわけです。(サンドイッチVR)
これはほとんどの人にはリアルで体験することがない初体験で、最高の体験になると思います。(自分は今VR実機がないのでやったことない。)
領域展開とは、相手と自分がいる場所を自分の世界にする技。
自分も領域展開したいです。
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(ちなみに領域展開という言葉は集英社が商標申請中なので、AV業界ではいずれ使われなくなると思いますw)
まだまだ進化するアダルトVR作品。
さらにAIでAVの進化は加速するかもしれない。
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